【現役 靴修理職人が実践】おすすめ『靴磨き』基本編

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【現役 靴修理職人が実践】おすすめ『靴磨き』基本編

靴磨きは「正しい手順」と「適切な道具」を使えば、誰でも美しく仕上げるこでができます‼

靴磨きは、革靴を綺麗にするだけでなく、靴の寿命を延ばす大切な習慣です。
正しい方法を知れば、初心者でもプロのような仕上がりが可能
この記事では、靴磨きの基本から応用まで、PREP法に沿って徹底解説します。

靴磨きは「見た目の向上」「革の保護」「長持ち効果」の3つのメリットがある‼

靴磨きが重要な理由は、以下の3点に集約されます。

  • 〈1〉 見た目の向上
    磨かれた靴は清潔感と信頼感を与え、第一印象を良くします。
  • 〈2〉革の保護
    革靴は天然素材のため、乾燥や汚れに弱いです。
    定期的なケアで革のひび割れや色褪せを防ぎ、柔らかさを保てます。
  • 〈3〉 長持ち効果
    靴磨きは靴の寿命を延ばす最も効果的な方法です。
    適切なケアをすれば、10年以上履き続けることも可能です。

おすすめの靴磨き方法をステップごとに解説!
※くつ名人が実際に修理屋店舗で行っている靴磨き

ここからは、実際の靴磨きの手順を詳しく紹介します。
初心者でも安心して取り組めるよう、道具の選び方から磨き方まで丁寧に説明します。

Step 1:必要な道具を揃える

お店で1個ずつ揃えてもいいですが、初心者は「靴磨きセット」を購入するのがおすすめ‼


こちらのセットは、初心者が持っておくといい道具が一通り揃います。

Step 2:靴紐を外して、ブラッシングでホコリを落とす

  • 靴紐を外す。
  • 馬毛ブラシで靴全体を軽くブラッシング。
  • 靴の隙間や縫い目も丁寧に。

Step 3:クリーナーで古いクリームを除去

  • クロスにクリーナーを少量取り、拭き残しが無いように全体を拭く。
  • 革靴のウェルト付近や、タン周りは汚れがたまりやすいので、しっかり拭く。

Step 4:靴クリームで栄養補給

  • 塗布ブラシ(ぺネトレイトブラシ)で少量のクリームを取り、均一に塗布。
    靴磨きの世界大会に出ている選手だと指で靴クリームを塗る人もいます。
  • クリームは少量ずつ、薄く伸ばすのがポイント。
くつ名人
くつ名人

指でクリームを塗るのは、体温で成分が溶けやすくて〇
でも、手が汚れる&細かい所に塗れない為、お店ではやっていません。

Step 5:ブラッシングでツヤを出す

  • 山羊毛ブラシで優しくブラッシング。
  • 革が自然な光沢を帯びてくる。
    使うブラシは、豚ブラシでも問題ありません。

鏡面仕上げをしない場合は、Step1~5まででも十分です。
お店では、鏡面程ではないですが、軽くポリッシュで光らせます。

Step 6:ポリッシュで鏡面仕上げ(オプション)

  • つま先やかかとにポリッシュ(ワックス)を少量塗布。
  • 水を少し含ませたクロスで円を描くように磨く。
  • 光沢が出るまで根気よく繰り返す。
くつ名人
くつ名人

鏡面仕上げのポイントは、凹凸を平面にすること!
ハイシャインプライマーで下地を作って、
そこからワックスで仕上げると短時間で仕上がります。

靴磨きは「丁寧な手順」と「継続」が美しい靴を保つ秘訣!

靴磨きは、難しいことはないが、ちゃんとした工程があります。
ロンドンで靴磨き世界大会「WORLD CHAMPIONSHIP OF SHOESHINE」もあり、初心者でも綺麗にできる反面、その道は奥深くもあります。
道具を揃え、正しい手順で磨くことで、革靴は見違えるほど美しくなります。
そして何より、靴磨きは自分自身を整える時間にもなり、世界的なヴァイオリン奏者の葉加〇太郎さんが、靴磨きを趣味にされています。

おまけ:靴磨きの頻度とタイミング
状況おすすめ頻度
毎日履く靴週1回のフルメンテナンス
週1〜2回履く靴月1回のメンテナンス
雨の日に履いた後その日のうちに乾燥&軽いケア

【まとめ】靴磨きは楽しい‼

  • 靴磨きは見た目・革の保護・長持ちの三拍子揃った習慣。
  • 道具選びと手順を守れば、初心者でもプロ並みに仕上げられる。
  • 靴磨きは自分自身を整える時間にもなる。

あなたも靴磨き、始めてみませんか?

「靴磨きって面倒そう…」と思っていた方も、この記事を読んで少し興味が湧いたのではないでしょうか?

まずは馬毛ブラシと靴クリームだけでもOK。
お気に入りの一足を、ぜひ自分の手で輝かせてみてください。